製品の概念

製品は一般的に、次のような3つの視点から捉えることができます。

【製品の概念】
Type1. 有形財からの観点
Type2. 拡張製品からの観点
Type3. 包括的製品からの観点
  • 有形財からの観点 : 購入者に提供される物質やサービスそのもの
  • 拡張製品からの観点 : 付随したサービスを伴った全体の塊
  • 包括的製品からの観点 : 購入者から期待されている本質的なベネフィット
上記の観点から製品を捉えることは、極めて重要なことです。 世界的に有名なマーケティング学者 レヴィットは、上記内容について、「1/4インチのドリルを購入する消費者は、ドリルという製品そのものを欲したからではなく、ドリルを使うことで得られる1/4インチの穴を欲したのだ」と記しています。つまりこれらの観点は、消費者はその製品から得られる本質的なベネフィットを求めて製品を購入するという見方で自社の製品を捉えようというものです。この観点から製品を捉えると、それまで同じカテゴリーで分類していた製品群も違った形で見えてきます。例えば洋服の場合、ファッション性を求められるものはその服の生地や機能ではなく、見た目の美しさが求められ、防寒着やスポーツウェアなどは求められるものは素材や機能性が求められるでしょう。つまり、製品を有形財の観点からのみで定義してしまうのではなく、より包括的に自社製品の提供しているベネフィットを考えながら定義することは、製品戦略を考える上で非常に重要な事なのです。

マーケティング戦略とその用語を理解するためのポイント

「マーケティング」という用語は、現代社会に氾濫しすぎていて、多くの情報を集めれば集めるほどその姿が霞のかかったものに見えてきてしまいます。そこで、皆さんにこのサイトの管理者である私が伝えたいのは、古い書籍を何か一つでも良いから読んでみて欲しいということです。マーケティングは、そのカバーする領域は広がり、時を追うごとにその重要さを増してきています。しかしながら、これまでマーケティングを研究してきた大家たちは、未だに新しいと感じることのできる視点・切り口をすでに書籍の中で示してくれています。新しい情報を集めることは言うまでも無く重要です。しかしながら、本当のマーケティングの基礎を身につけたいのであれば、図書館へ行ってこれまで沢山の書籍を残してきてくれたマーケティング先駆者達の成果を読んでみてください。温故知新、必ず新鮮な何かを掴めるはずです。


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